院長あいさつ



杏林大学で医学を学んだ自分…。

【杏林】の意味

『〔廬山(ろざん)の仙人董奉(とうほう)が、人を治療しても礼金を取らず、治った者に記念としてアンズの木を植えさせたところ、数年にしてアンズの林ができたという「神仙伝」の故事から〕 医者の美称。』

この意味を知ったとき、地元群馬の自分が生まれ育った故郷にアンズの林を作りたいと思いました。 

院長イラスト
同業者(医療従事者)が来たいと思うクリニック、大事な家族を連れて行きたいと思うクリニックを常に目指し、 都会から離れたここ群馬県太田市に田舎の三ツ星レストラン【剣持整形外科クリニック】があると言われるように…

最先端とは言えないまでも、ワールドスタンダードの治療方針と時代に沿った治療を患者様の為にご提供出来るよう努めています。

私の専門は膝です。

大學病院はじめ、勤務医時代は、スポーツ膝班に属して、もっぱら、膝関節鏡手術に明け暮れました。
聖隷浜松病院時代には、スポーツ選手達の関節鏡手術を行う一方、手の外科の大御所にも師事し、手指の再接着等手の外科の外傷にも明け暮れました。
以後、膝の関節鏡、手指のマイクロ手術も行える医師として重宝がられました(手先がずば抜けて器用なだけだったのかもしれませんが。。。)。執筆論文もそこそこ頑張ってきました。

KOSSMOS会の由来


Kenmochi Orthopaedic Surgery,Sports Medicine, the Organization of Sport の略。

KOSMOS会ロゴマーク

KOSSMOS会のマーク

陰陽を表しています。
扇のように拡がる誰もが心から安心して、自分を任せられるような開かれた医療機関とスポーツをとおして、皆が元気に笑顔で、エネルギーに満ち溢れるようになるコミュニティーが形成出来ることを願って、院長自らデザインしました。
剣持整形外科ロゴマーク

剣持整形外科のマーク

院長の家紋である三つ扇をモチーフに、3つの扇で心技体の錬成を目指し、医師、スタッフ、患者さんの三者が協力し合えるような当院のチームサポート力を表します。全体で3つの重なるKの文字をかたどっています。カラーはトリアージタグの順番になっています。

院長プロフィール

院長写真

医療法人KOSSMOS会 理事長
医学博士剣持 雅彦

資格・認定医


  • 日本整形外科学会認定専門医
  • 日本整形外科学会スポーツ医
  • 日本整形外科学会脊椎脊髄病医
  • 日本体育協会公認スポーツドクター
  • 日本整形外科学会リハビリ医

所属学会


  • 日本整形外科学会
  • 日本スポーツ整形外科学会
  • 日本臨床整形外科学会
  • 日本整形外科超音波学会
  • 日本小児整形外科学会
  • 日本再生医療学会
  • JOSKAS(日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会)
  • ISAKOS(国際関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会 active member)
  • ESSKA(欧州スポーツ外傷・膝・関節鏡学会)

スポーツ歴


中学時代は柔道部、高校時代はビリヤード部?(遊ぶ)、大学時代は競技スキー部。
スポーツ歴 ゴルフ、スキー、スキューバダイビング、柔道、フットサル、乗馬。
スポーツに対する理念「ダイナミックにストレス発散!」がモットー。
元スキーオリンピック代表、ワールドカップ選手の岡部哲也氏とは公私ともに懇意にしており、毎年軽井沢で行われる岡部哲也氏主催のスキー大会のメディカルサポートを行っている。
岡部哲也スキースクール「neve」 http://snowdreamer.jp/school/

原著論文(主著者のみ)


  • 環指基節骨部に発生したjuxtacortical chondromaの1例.関東整災誌:172-76,1998.
  • 腰椎インスツルメンテーション手術後のMRSA 感染の1例.日本骨・関節感染症研究会雑誌.12,25-8,1998.
  • 小児期に大腿骨の脚延長を行い変形、脚長差を残した2例の長期経過.日小整会誌.9(1):6-10,2000.
  • 観血的骨整復術を要した小児上腕骨顆上骨折の治療経過例.骨折.22(2):542-5,2000.
  • 踵骨関節内骨折に対する治療.骨折.25(2):505-9,2003.
  • 小児上腕骨顆上骨折の骨折型と治療方針.骨・関節・靱帯.16(9):1129-39,Sep 2003.
  • 小児上腕骨顆上骨折の骨折型と治療法の検討. 日小整会誌.13(2):174-8,Jun 2004.
  • 脛骨顆間隆起骨折の治療経験.膝.30(2):221-4,2005.
  • A new classification of anterior talofibular ligament injuries based on ultrasonography findings. J Orthop Sci. 2016 Nov;21(6):770-778. doi: 10.1016/j.jos.2016.06.011. Epub 2016 Jul 18.
  • Association between reduced trunk flexibility in children and lumbar stress fractures. Journal of Orthopaedics.2018 March;15(1):122–127
  • The use of platelet-rich fibrin with platelet-rich plasma support meniscal repair surgery.Journal of Orthopaedics June 2018;15(2):711-720

略歴


1969年 生誕。太田東小学校・木崎小学校・太田北中学校・太田高校を経て
1996年 杏林大学医学部卒業
1996年 杏林大学病院整形外科学教室入局
以後、関連病院(目白第二病院・小山記念病院・聖隷浜松病院・武蔵野赤十字病院)で修行を積む
2007年 剣持整形外科・Kスポーツクリニックを開設



TOP INTERVIEW

※Newsweek CHALLENGING INNOVATORに掲載された内容をご紹介します。

グローバルスタンダードな地域医療を実現する、 整形外科医の飽くなき挑戦。

群馬県太田市を拠点に活動する整形外科医・剣持雅彦氏。 地域医療という枠に留まることを知らない彼は、大学病院レベルでも難易度が高いとされる症例を数多く経験し、論文を次々と発表。地方から世界的医療を提供し続ける剣持氏の人となりを追った。

地元への恩返しは、全力で走り続ける医療

剣持氏が院長を務める剣持整形外科には、リハビリ、フィットネス、介護デイサービスなど、あらゆる角度から患者を包括的にケアするための医療サービスが揃う。それに呼応するように、院内には高度な機器や設備が所狭しと並び、「大学病院で提供している医療のクオリティを地方のクリニックでも維持したい」という同氏の思いが随所に見てとれる。

一般的な整形外科クリニックではあまり目にすることのない救命カート(主に救急医療などで使われる蘇生処置を行う医療用具一式)も常備するなど、専門領域に捉われない医療サービスの充実も同クリニックの特徴だ。  「専門外だから関係ないでは なく、たとえ研修医レベルの知識でも患者さんの状態を細かく見て診断することで、病気の早期発見につながることもあります。命が救われたと言って涙を流しながら感謝してくださる患者さんも沢山診てきました」。

だからこそ剣持氏に言わせれば、「幅広いサービスや大学病院レベルの医療を提供しようと努力や研鑽を続けるのは、医師として当然の務め」。患者からのどんな S O Sに対しても、患者を救うために全てを捧げる姿勢こそ、同氏が最も大切にしてきた信念でもある。  「そのためにも僕は走り続け たい。医師としての強みは決して止まらないこと、全力で走り続けることですから」。

しかし、そうした医師として の姿勢はときに、医療業界と自身の考えとのギャップを感じる一因にもなったという。「大学病院での勤務医時代は、私のような熱血漢は煙たがられてしまうこともありました。医療訴訟を怖れ、医療経済を重視するあまり、仕事をそつなくこなし、当たり障りのない医療を提供する医師の処世術が根付いていたからです。臨床の現実と、学会や論文報告との明らかな温度差も感じてきました」と危惧する。

院長イラスト

しかし、そうした医師として の姿勢はときに、医療業界と自身の考えとのギャップを感じる一因にもなったという。「大学病院での勤務医時代は、私のような熱血漢は煙たがられてしまうこともありました。医療訴訟を怖れ、医療経済を重視するあまり、仕事をそつなくこなし、当たり障りのない医療を提供する医師の処世術が根付いていたからです。臨床の現実と、学会や論文報告との明らかな温度差も感じてきました」と危惧する。

そして、「日本の医療業界の悪しき慣習を変えたい」という熱い思いが結実し、独立を決意。それが開業から 11 年を経た今でも、変わらない原動力の一つになっている。 地域医療のレベルを劇的に引き上げる努力も、地方と都市部の医療格差をなくしたいという願いがあったからこそ。 18 歳のときに東京に出てきてからというもの、自身の地元である群馬の地に「いつか恩返しをしたい」というのが、彼の口癖でもあった。

P R Pを用いた再生医療で、世界へ手を差し伸べる  「多くの医師は東京などの都 心部で自分の力を試したいと思うものです。だから地域医療は衰退してしまう。しかし地方でも質の高い医療は提供できますし、地元の困っている人たちを助けるためには地域医療で結果を出すことしかないと思ったんです」。

そして今や、剣持氏の提供する医療は大学病院のレベルをも超え、グローバルスタンダードな医療へ到達している。その根拠となるのが、医師の研鑽の証といえる数々の臨床実績と、世界初の症例報告となった博士号論文の存在だ。
「超音波治療を用いた足関節 捻挫の治療」は足関節捻挫の治療に一石を投じた世界初の報告となり、博士号論文として認定。大学時代からスポーツひざ班として活動し、数々の関節鏡手術を行ってきた剣持氏だからこそ完成できた「 P R PおよびP R Fを用いた半月板修復術」の発表も、世界初の報告となった。この論文がきっかけで、同クリニック独自の変形性ひざ関節症に対する基本方針が構築された。

P R Pおよび P R Fとは、患者の血液から作製される細胞加工物のこと。半月板を切除せずに修復できる画期的な再生医療法として、昨今では広く認められるようになった。その第一人者として名を残すのが、前述した世界初の論文を発表した剣持氏である。「とはいえ、この研究を始めた5年前には周囲から嘲笑されることも多々ありました。現在も半月板の修復を望む患者の7割が、切除手術を強いられているのが現状です」。

しかし「 P R Pを用いた再生医療」は今後、 i P S細胞や滑膜幹細胞と並び、整形外科の臨床治療にパラダイムシフトを起こす大きな可能性を秘めている。実際に、2018年6月から同クリニックでスタートした変形性ひざ関節症に対するP R Pの注射療法では、長い間痛みを伴って歩行もままならなかった患者が、走るまでに回復している症例まで出始めている。そうした実績は全国に知れ渡り、最近では富山や神戸、九州から足を運ぶ患者までいるほどだ。

「 P R Pによる再生医療を誰でも手軽に受けられるよう取り組んでいき、患者さんに感謝される医療を提供したい」という剣持氏。彼の論文があえて英語で書かれているのも、それらの知見を世界中で広く利用してもらいたいと願う配慮の表れだ。群馬県太田市から世界へと羽ばたく地域医療。「生きるために医師という仕事を選んだわけではないんです。医師であるために生きているわけですから」という同氏の終わりのない挑戦は、今もなお発展途上だ。